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  1. <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">
  2. <html lang="ja">
  3. <head>
  4. <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
  5. <meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
  6. <link rel="up" title="FatFs" href="../00index_j.html">
  7. <link rel="stylesheet" href="../css_j.css" type="text/css" media="screen" title="ELM Default">
  8. <title>FatFs - ファイル・ディレクトリの指定方法</title>
  9. </head>
  10. <body>
  11. <div class="para">
  12. <h2>ファイル・ディレクトリの指定方法</h2>
  13. <p>FatFsモジュールでのファイル、ディレクトリ、ドライブの指定方法はMS-DOSとほぼ同じです。ただし、一般的なOSのようなカレント・ディレクトリの概念は無いので、常にルート・ディレクトリから辿る絶対パスでの指定となります。パス名の指定方法と例は次の通りです。</p>
  14. <pre>
  15. "[<em>論理ドライブ番号</em>:][/]<em>ディレクトリ名</em>/<em>ファイル名</em>"
  16. "file1.txt" ファイル(ドライブ0)
  17. "/file1.txt" ↑と同じ
  18. "dir1/dir2/file1.txt" ファイル(ドライブ0)
  19. "2:dir3/file2.txt" ファイル(ドライブ2)
  20. "2:/dir5" ディレクトリ(ドライブ2)
  21. "" ルート・ディレクトリ(ドライブ0)
  22. "/" ↑と同じ
  23. "2:" ルート・ディレクトリ(ドライブ2)
  24. </pre>
  25. <p>FatFsモジュールは8.3形式ファイル名にのみ対応しています。長いファイル名には対応していないので、ファイル名やディレクトリ名は8.3形式の範囲内で指定します。ディレクトリ・セパレータには'/'を使用します。パス名先頭の'/'は、あってもなくても同じです。論理ドライブ番号は、'0'~'9'の一文字の数字とコロンで指定します。省略した場合は"0:"を指定したことになります。Tiny-FatFsでは一つのファイル・システム・オブジェクトしか持てず、常に論理ドライブ0として動作します。また、パス名中に論理ドライブ番号を使用できません。</p>
  26. </div>
  27. <p><br></p>
  28. <div class="para">
  29. <h2>論理ドライブと物理ドライブの対応</h2>
  30. <p>標準構成では、それぞれの論理ドライブは同じ番号の物理ドライブに1:1で結びつけられていて、先頭の区画がマウントされます。構成オプションで<tt>_MULTI_PARTITION</tt>を指定すると、論理ドライブに対して個別に物理ドライブ番号・区画を指定できるようになります。この構成では、論理ドライブと区画の対応を解決するためのテーブルを次に示すように定義する必要があります。</p>
  31. <pre>
  32. 例:論理ドライブ0~2を物理ドライブ0(固定ディスク)の3つの基本区画に割り当て、
  33. 論理ドライブ3を物理ドライブ1(リムーバブル・ディスク)に割り当てる場合。
  34. const PARTITION Drives[] = {
  35. {0, 0}, /* Logical drive 0 ==> Physical drive 0, 1st partition */
  36. {0, 1}, /* Logical drive 1 ==> Physical drive 0, 2nd partition */
  37. {0, 2}, /* Logical drive 2 ==> Physical drive 0, 3rd partition */
  38. {1, 0} /* Logical drive 3 ==> Physical drive 1 */
  39. };
  40. </pre>
  41. <p>複数区画指定を使用する場合、次の点に注意しなければなりません。
  42. <ul>
  43. <li>指定可能な区画は基本区画(0~3)のみ。</li>
  44. <li>物理ドライブがSFD形式(区画テーブル無し)の場合、区画指定は無視される。</li>
  45. <li>複数の論理ドライブを持つ物理ドライブは、固定ディスクでなければならない。</li>
  46. </li>
  47. </div>
  48. </body>
  49. </html>